現在、奇妙なウェブサイトが海外掲示板で再び注目を集めている。

しかも、このネットワークは昨日今日作られたものではない。

一部のドメインは、20年以上前から存在しているとみられている。

掲示板で再び掘り起こされた20年以上続くWebリンク

話題になったのは、Redditの「r/InternetMysteries」に投稿された一本の調査スレッドだった。

(※トラウマを与える可能性あり、一部閲覧注意)

投稿者が調べていたのは、長年インターネット上に存在する奇妙なサイト。

その入口の一つとして挙げられているのが、

http://www.bigpineapple.com/というサイトだ。

投稿者によれば、このサイトは少なくとも2000年代初頭には存在していた形跡があり、そこから多数のドメインへリンクやリダイレクトがつながっているという。

実際、Redditの投稿では

  • BigPineapple
  • Baby Number
  • Psychic Baby
  • Nought World
  • Nought School
  • Doctor Clowns
  • Police Circus
  • Dummy World
  • Think of a Number
  • Nine Apple

など、多数の関連サイトが列挙されている。

名前だけを見ても、統一感があるような、ないような。

だが実際にサイトを辿っていくと、さらに奇妙な共通点が見えてくる。

サイトを進むほど繰り返され、何度も登場するモチーフがある。

数字、赤ちゃん、人形やマネキン、ピエロやサーカス、パイナップル…

そして、missing figures(失われた数字/人物)という言葉。

さらに「baby math」「magic money」「backwards sums」といった、数字や計算に関係する奇妙な表現も繰り返される。

しかし、掲示板の投稿者によれば、そこに登場する“計算”には、一貫した数学的ルールがあるようには見えないという。

暗号なのか、何らかの物語なのか。

それとも、単なる意味のない言葉遊びなのか。

サイト側から明確な説明はない。

一つのサイトではない?

この話が面白いのは、BigPineapple.comだけを見ても全体像が分からないことだ。

リンクを辿ると別のドメインへ移動する。

そこでリンクをクリックするとまた別のサイトへ。その先にもたくさんのリンクがある。

まるでインターネットの中に作られた迷路だ。

しかも掲示板の住民の調査では、数十のドメインにまたがっている可能性が指摘されている。

どこがスタートで、どこがゴールなのか。

そもそもゴールが存在するのか、それすら分からない。

突然現れる実在する子どもの名前

ここから、このWebリングは単なる奇妙なネットアートでは済まない雰囲気を帯びてくる。

関連サイトの一部には、オーストラリアで実際に起きた子どもの事件を連想させる名前や記述が存在するという。

特に繰り返し指摘されているのが、Daniel Morcombe(ダニエル・モーコム)

そして、William Tyrrell(ウィリアム・ティレル)である。

バス停から消えた13歳の少年

ダニエル・モーコムは、オーストラリア・クイーンズランド州に暮らしていた13歳の少年だった。

2003年12月7日。

家族へのクリスマスプレゼントを買いに行く途中、バスを待っていたダニエルは姿を消した。

最後に目撃されたとき、彼は赤いTシャツを着ていた。

その後、ダニエルが誘拐・殺害されていたことが判明。

長期にわたる捜査の末、2011年に遺骨が発見された。

現在、両親が設立した「Daniel Morcombe Foundation」は、子どもの安全教育などの活動を続けている。

もう一人の少年「William Tyrrell」

もう一つ名前が挙がっているのが、ウィリアム・ティレル。

2014年9月12日。

当時3歳だったウィリアムは、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州のケンドールにある祖母宅付近から姿を消し、現在も未解決となっている。

大規模捜査が行われたこの現実の事件が、怪しいWebリンク内の名前やイメージと奇妙に混在しているというのだ。

「Where Is Daniel Movie」というドメイン

さらに掲示板で注目されたのが、

whereisdanielmovie.comというドメインだった。

「Where is Daniel(ダニエルはどこ?)」という言葉から、ダニエル・モーコム事件との関係を連想した人も少なくなかった。

実際、Where Is Danielという映画企画そのものは実在した。

ダニエルの両親による物語をもとにした映画として資金調達が行われていたことが確認できる。

ただし、だからといって、このWebリング全体が公式プロジェクトだったと断定できるわけではない。

サイト自体も、奇妙な画像と数字が羅列されている。

残された古い記録

インターネットには「Wayback Machine」というサービスがある。

過去のウェブサイトを保存し、当時の状態を閲覧できる巨大なインターネットアーカイブだ。

こちらのサイトでURLを検索すると少なくとも、この名前のサイトが20年以上前からネット上に存在していた形跡を追うことができるのだ。

探れば探るほどに謎が深まっていく。

制作者を名乗る人物?

過去のネット上の調査では、制作者とみられる「Jonathan」という人物から返信を受け取ったとするユーザーもいる。

その内容によると、この不気味なサイトはもともとチャリティーや募金活動のためのもので、サイト群も行方不明の子どもたちへの関心や映画企画などから作られたという。

また、サイト制作を「自分にとってのセラピー」と語っていたという証言も残されている。

ただし、公開されているのはメールを受け取ったユーザーによる転載であり、すべてが事実なのかは確認できない。

もしこの説明が本当なら、この奇妙なサイト群は秘密組織の暗号網などではなく、一人の人物が20年以上かけて作り続けた、巨大で個人的なインターネット世界なのかもしれない。

しかし、その説明を知ったあとでもサイトを見て

「なるほど、そういうことだったのか!!」

と完全に納得できるかというと……正直、かなり難しいところではある。

2026年になっても新しい内容が報告されている

そして、この話でもっとも奇妙なのがここだ。

掲示板の2026年のスレッドでは、関連サイトを調べていたユーザーが、

数日前の新しいコンテンツがあると報告している。

単なる2000年代の“インターネット廃墟”として放置されているわけではなく、誰かにとって、このサイト群を残し続ける理由があるのかもしれない。

問題は、その理由が外から見てもほとんど理解できないことだ。

現在進行形で、迷路のようなサイトの奥深くで製作者は私たちの反応を楽しんでいるのかもしれない。

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※この記事は、公開されているウェブサイト、Internet Archive、Reddit上の調査投稿および公的資料をもとに構成しています。Webリングと実在する事件との直接的な関係は確認されておらず、ネット上で語られている推測・考察を事実として断定するものではありません。