2500万回再生された“顔のない生物”──メキシコの夜道に現れた「何か」の正体
深夜の道路。
車を走らせていると道端に奇妙な“何か”が立っており、人間のようにも見える。
しかし、その姿をよく見ると…顔がない。
メキシコで撮影されたというこの奇妙な映像はSNSで拡散され、2500万回以上再生されるほどの話題となった。
そして現地では、「ナワルではないか?」と中米に古くから伝わる、奇妙な存在の出現が噂された。
@diker_dma Me lleve el susto de mi vida, no se la verdad que era, porque no quise acercarme mas, claramente estaba vivo, pero normal no lo era ni tantito #miedo #madrugada #2am #Tapachula #extra #extraño
♬ sonido original – Diker Dma
「ナワル」とは何なのか
ナワルは、メキシコをはじめとするメソアメリカ地域の伝承と深く結びついた存在だ。
現在の怪談や都市伝説では、人間が動物の姿へ変身する存在として語られることが多い。
特に、魔術師やシャーマンのような人物が夜になると犬やコヨーテ、ジャガーなどの姿に変わり、人知れず行動するという話が知られている。
そのためメキシコでは、夜道で奇妙な動物や人間離れした存在が撮影されると、
ナワルの出現として噂されることがある。

※画像はイメージです
実際、過去にも犬が人間へ変身したように見える映像などがナワルと結びつけられ、ネット上で話題になってきた。
そして今回撮影された“顔も手もないように見える生物”もまた、そのひとつではないかと言われ始めたのである。
オアハカの農場に現れた「人間の手を持つ獣」
2023年、11月。
メキシコ南部、スペイン植民地時代の美しいコロニアル建築が残る歴史的な地区でもナワルが発見された。

※オアハカの人気観光スポット、サント・ドミンゴ教会
2023年11月。
メキシコ南部・オアハカ州のとある牧場で、奇妙な生物を撮影したという写真がSNSで拡散された。
そこに写っていたのは、一見すると黒い犬やオオカミのような生物。
画像ではぼやけてうまく確認ができなかったが、撮影者曰く、足元には人間の指のようなものが伸びていたとのこと。
顔つきも一般的な犬とはどこか違って見える。

この写真が拡散されると、ナワルを撮影したのではないかという噂が一気に広まった。
さらにネット上では、この生物の正体について「カテマコ(メキシコ東部ベラクルス州にある湖)から来た魔術師が変身した姿だ」といった物語まで付け加えられていった。
しかし、この写真には大きな疑惑もある。
複数のメディアが検証したところ、画像は以前からネット上に存在していた可能性が指摘され、SNS上でもAIによって生成・加工された画像ではないかという声が相次いだ。
防犯カメラが捉えた犬から女性へ変わる存在?
2023年にメキシコ北部・コアウイラ州ナバで撮影された防犯カメラ映像だ。
深夜、住宅のガレージに男性と2匹の犬が入ってくる。
すると犬たちが突然車の後方(画面左奥)にいる“何か”を警戒し始める。
そこには低い姿勢をした奇妙な影があった。
そして、その影がゆっくり動き出すと立ち上がる。
その姿は女性のように見え、そのままそれはガレージから立ち去っていく。
この映像がSNSに投稿されると大きな話題となった。
2026年、チアパスのジャングルを四つん這いで進む人影
そして2026年7月。
再び「ナワルではないか」と騒がれる映像がSNSで拡散された。
場所はメキシコ南部、チアパス州のジャングルだ。

木々の間に見えるのは、四つん這いで移動する奇妙な人型のシルエット。
その姿は完全な動物には見えない。
しかし、普通の人間の動きともどこか違う。
撮影者もその異様な動きを目撃し、困惑している様子が記録されている。
¡EL FRAUDE DE LA CIENCIA ACADÉMICA SE CAE A PEDAZOS: FILTRAN EL METRAJE CRUDO DE UNA ENTIDAD CAMBIAPIELES EN LA SELVA DE CHIAPAS MIENTRAS EL GOBIERNO CORRE A TACHAR A LOS TESTIGOS DE IGNORANTES! 🚨🇲🇽👤
— EnigmasX (@EnigmasEnX) July 19, 2026
El mito de que la biología moderna conoce todas las especies del planeta se… pic.twitter.com/4y0U9kCNND
映像がXやInstagramなどで拡散されると、大きな反響があった。
日本のテレビ番組でも紹介される
この映像はネットだけで終わらなかった。
2026年9月2日放送のフジテレビ系『世界の何だコレ!?ミステリー』でも、世界で撮影された正体不明の生物を扱う企画の中で紹介された。
番組でも、メキシコの深夜の道端に「顔も手もない」ように見える生物が立っていた映像として取り上げられ、SNSでは2500万回以上再生されたと紹介されている。
さらに、一部では中米に伝わるナワルではないかと噂されていることにも触れられた。
ネットの片隅で生まれた奇妙な映像は、いつしか日本のテレビで紹介されるほど巨大な噂へと成長していたのである。
メキシコで次々と目撃されているこれらの正体は人間だったのか?
それとも、本当に説明のつかない“何か”だったのか。
時代が変わり、スマートフォンや防犯カメラが普及しても、
「ナワルを見た」という噂は消えるどころか、映像とともに世界中へ拡散するようになった。
メキシコの夜には今も、古くから語られてきた“変身する者”が歩いているのだろうか。
人気のない深夜の道路でこんな姿を目撃したら――。
冷静に正体を確かめようと思えるだろうか。

